球体幾何学なんとか

つまらんものです

綺麗に咲いた蛾ゲハ蝶

 

蝶と蛾の区別をしない国もあるということを最近知りました。日本ではあまり考えられないことだと思います。蝶といえばどこからともなくヒラヒラと可憐に舞ってきては人々に春の訪れを知らせてくれるような存在であり、蛾は夜の帳と共に現れ何処か不気味な印象を与えるものでしょう。

 

ちなみに私は幼い頃から蛾が大好きでした。古い校舎の窓に挟まった今にも息絶えそうな蛾をそっと手に取り、じっとその顔を見つめているだけで幸せだったのです。(念の為言っておきますが、"人とは違う自分に酔っているアピール"ではございません)

一方で蝶のことはなかなか好きになれませんでした。ヒラヒラと舞う様子は美しくもありますがそれと同時に何か忙しなく動いているようにも見え、また彼らの色鮮やかな模様が尚更私の脳内を混乱させるのです。現代の言葉で表すと、情報量が多すぎる。といった感じでしょうか。また、蝶の顔が蛾に比べて比較的わかりにくいという点も原因のひとつだったかのように思えます。

あとは、動植物園の野放しゾーンに居る蝶の群れを見た時はさすがに鳥肌が立ちました。幼い頃に動物園でフラミンゴの群れに囲まれた時よりも怖かったです。

 

と、ここまで蛾と蝶について語り尽くした訳ですが、区別をしない方が良いのか、していた方が良いのかはよく分かりません。もし私が、蝶や蛾の区別がされていないような国に居たとしたならそこまで彼らに関心を持てていたのでしょうか。 関心がないゆえに苦手意識もなくなっていたのかな。でも、区別のある国に生まれたからこそ、興味や関心を持ったうえで蛾は好きだけど蝶は苦手かも......と考えられるようになったのではないかとも感じるわけです。

 

おまけ

 

いつも(主に目の保養などで)大変お世話になっている雨宮沙月さま(http://www.analog-switch.com/member/?id=161)の個展へ行ってまいりました。この子は"ちょうちょ"ですが、フワフワ感がカイコガのようにも見えます。ちなみに我が家にはこの子とは別のちょうちょがいるので、いつか写真をアップロードしようと思います。

沙月さまのちょうちょのおかげで、最近は蝶に対する苦手意識が薄れたような気がしてちょっぴり嬉しくなったり。f:id:masatoshi_koba:20211118235248j:image